達成感・再び・・・


 達成感・・。
物事をやり遂げた時に得られる満足感や高揚感・充実感・・。いろいろな物事から得る事が出来て、掛かった時間や労力によって大きさが変わります・・。

 逆に達成感を得るために辛い事やきつい事をやるのか‥と云うと、そうでは無く、達成感はあくまでも物事を成し遂げた後での副産物です。特に趣味嗜好を行う中で、楽しさの後に達成感が有れば、もう言う事は有りません。

 一年半ほど前に車の無い生活を数ケ月間余儀なくされ、3キロほど離れた店まで徒歩で買い物を行い「達成感」を味わった事が有りました。今思うと歩いた事よりも欲しいもの(コーヒー豆)が手に入った事の方が大きかったようです。

 登山は熱中症になりかけたり、疲労で脚の痙攣が起きそうになっても、無事帰宅すれば常に達成感が得られますが、ボランティア活動での草刈りや除草剤の散布では義務感の方が強く、なかなか達成感を得るまでには行きません。

 妻は借りている畑にほぼ日参し、いろいろと菜園活動を行っていますが、どうしても手伝って欲しい時にだけ「援軍」のお声が掛かります。今回は久々の要請で、内容は「穴掘り」と「草刈り」との事・・。早速出動です。

 猛暑日が暫く続き、ようやく真夏日を切る辺りの気温に下がった日、空模様も今にも降り出しそうな雲に覆われ、畑作業としては絶好のお日和です。暫く振りの出動で、前回の手伝いからは20日近くが経っていました。

 今年から借り替えた畑は水はけが悪く、雨水が溜まってしまいます。前回は「戻り梅雨」で連日の雨が上がってから三日程して出掛けたのですが、泥濘状態で、うっかり足を入れたら抜けなくなり、転倒して酷い目に会いました。

 妻の要望は水はけの悪い部分に穴を掘り、そこへ刈り取った雑草や収穫物の不出来なもの等を入れた上に残土を加えてかさ上げするという目論見で、そのための畑の中央への穴掘りと田圃との間に有る土手の雑草刈りでした。 

 物置小屋から手押し台車とスコップとホーを持ち出し作業開始です。穴はおよそ1.5メートル×2メートルの大きさで深さは30センチほどの、まるで池でも作るような感じです。湿り気の多い土は掘り易く、作業が捗ります。

 土手の雑草は20日前とはすっかり景色が変わる程に見事に生い茂っていました。名前は分かりませんが、草丈が4、50センチほどに伸びて土手と田圃の間を埋め尽くし、まるで『刈れるものならやってみろ』と言わんばかりです。

 いつものように作業前に写真を撮ります。ホーに力を込めて引くと、根こそぎ取れるものも有りますが、抵抗するものは根の下に歯を入れ切り取ります。1メートル程進んだら刈り取った雑草を台車に乗せ穴まで運びます。

 ふと田圃側を見ると、小さなセキレイが二羽、路面を歩いて近寄って来ました。草刈りで地中の虫が驚いて飛び出して来るのを待っているようです。人慣れしているのか2メートル位まで近寄り逃げようとしません。

 セキレイに癒されて作業が捗ります。陽射しは無いものの暑さで汗だくです。1時間ほどで作業は終了し、土手下の草は綺麗に無くなりました。同じ位置から写真を撮り、作業前と比べると『達成感』が湧き上がって来ました・・・。     
                               konakry




DSCF4833.JPG                    < 真夏の清流 >