一件落着・・・?


 国会の閉会中審査が終わりました・・。
同時に与党幹事長の記者会見が行われ、党所属の議員と「旧統一教会」との拘わりについての調査結果が公表されました。

 国葬問題を議論する閉会中審査と記者会見の発表内容は、共に「忘れられていた旧統一協会」が再び世間の注目を集める切っ掛けとなった『安倍事件』に端を発したもので、支持率低下傾向の政権には重大かつ重要事項です・・。

 事件が起きてから2週間後に政府は「国葬」を閣議で決定し発表しました。当初は事件を「民主主義に対する暴挙」として、その犠牲者を悼む事を最大の理由とした国葬であり、何の問題も無く話が進むと考えていたようですが・・。

 犯人の供述で「旧統一教会」が出て来た所から新たな展開となり、国葬の賛否と共に政党と教団との拘わりが大きな問題となり、結果的に政権の支持率低下が始まりました。その打開策として党所属の議員の調査が行われたようです。

『アンケートでは有りません』・『調査では有りません』・・と、質問した記者がビビる様な怖い顔で幹事長が説明した「点検」内容は、当初予定から二日遅れて閉会中審査が終わると同時に、記者会見で発表されました。

 教団との拘わりを8項目で調査した結果は、与党所属の衆参両院議員(議長を除く)379名に対して行われ、半数近い179名に拘わりが有った事がわかりました。一部氏名も公表され「今後は拘わりを断つ」との談話も・・。

 『丁寧な説明をして国民の理解を得る』と発言し、首相自らが閉会中審査に望み、各党からの質問に答える様子がテレビで中継されましたが、残念ながら質問と答えとが全く嚙み合わないすれ違い討論に終始してしまいました。

 夜のテレビ番組で首相のやり取りを映像で対比して流していましたが、確かに質問には全く答えておらず、或る議員からは『質問に答えていません』と言われる場面が度々・・。『丁寧な説明をする』は何処へ行ってしまったのか・・。

 別のニュース番組では或る評論家が面白い表現をしていました。首相の答弁を「言語明瞭・意味不明」と評していましたが、何とも上手い表現だと感心してしまいます。セリフを覚えて喋っているような答弁では全く届きません。

 教団との拘わりは各議員の自己点検で、回答内容の信憑性にはかなり疑問が有ります。拘わりの有った人数と名前を公表し「重く受け止め、今後は一切拘わりを持たない」と幹事長が表明して、果たして一件落着となるのでしょうか・・。

 戦後に国葬が行われたのは1967年(昭和42年)の吉田茂元総理のみで、以降の10名の経験者の葬儀は全て合同葬でした。今回特別に国葬とする理由は、これまでの合同葬にも共通するもので、あまり説得力を持ちません。

 最大の矛盾は、「旧統一教会」と大きな接点を持つ元総理の国葬を、「今後は一切拘わりを断ち、従えない者とは一緒に活動出来ない」と幹事長が表明している政権与党が、世論の反応を他所に執り行おうとしている事です。

 国民に弔意を強制しない(求めない)国葬とは一体何なのか・・?何のために・誰のためにやる国葬なのか・・全く分からない事だらけの理解に苦しむ国葬です。折しも英国のエリザベス女王の訃報が入って来ました・・・。 konakry





DSCF4841.JPG                    < 嵐の前・・? >

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