「柳川の悪夢」 再び・・・
今日も「グルメマップ」ツアーです。
今回はA地区に在るめん処「B」です。先週行った「K」では昼前に入店し、1時間以上もネバりましたが、客が途切れず、結局お店のご主人に話を聞いて貰えませんでした。その反省を生かし、入店は午後1時半頃にする事にしました。
地図を見ると「B」は表通りからかなり奥に入った所に在るようで、探すのに手間取りそうなので早めに出掛けましたが、園芸センターの脇道を走っていたら、偶然「B」の裏手に出ました。
お店の前に回ってみると、柵に取り付けられた看板は有りますが、どう見ても二階建ての普通の民家です。家の中央にウッドデッキの藤棚が有りますが、かなり荒れた感じですし、家の前の土のままの傾斜地が駐車場のようです。看板の横に青地に白抜きの「うどん そば」と赤地に白抜きの「営業中」の2本の幟旗が無ければ、失礼ながらとてもお店の感じはしません。
勿論駐車場には車は無く、家の中もひっそりとした感じで、営業しているようには見えないので、中に入るのが何となく躊躇われ、今日のパートナーのMさんが現れるまで、ちょっと離れた路上に車を停め、様子をみていました。
所が約束の1時半になってもMさんは現れず、そのまま待ちましたが35分を回ってしまったので、意を決して中に入る事にしました。入口に近づくと、扉の上に小さな札が掛かり「商い中」と書かれていましたが、扉と同じ色なので遠くからは分かりませんでした。扉を開けると暗い玄関で、左手に下足入れが有ります。どうやら靴を脱ぐようです。「こんにちは」と声を掛けると、暫くして「いらっしゃいませ」と声がして、右手から女性が現れましたが、逆光で顔が良く見えません。上がって左手の座敷に案内されましたが、当然客は誰も居ません。20畳ほどの部屋には、四人用の座卓が八つ置かれています。そばとうどんの「相盛り」をオーダーし、窓から見える藤棚を眺めながら、注文した品が出て来るのを待ちました。
その時突然、20年近い昔の、九州柳川での出来事を思い出しました。
仕事で久留米に行った時の事ですが、空き時間に水郷柳川を見物しようと出掛けました。昼食に名物「せいろめし」を食べようと駅前の店に入りましたが、奥の座敷が空いているのにも拘らず相席を勧められ、怒って店を出てしまいました。暫く歩くと料亭街のような、立派な店構えが両側に並んだ通りに出ました。夜の街でしょうから、昼時には人通りは全く有りません。そんな中で一軒だけ「せいろめし有り〼」と看板が出ている店が有ったので、喜んで中に入りました。格子戸を開けると薄暗い店内には誰も居ません。何度か声を掛けても反応が無く、帰ろうとしたら、突然奥から音も無くフワッと現れた感じで、かなり年配の女性が姿を見せました。せいろめしを注文すると「はい・・」と小さな声で答え、奥に消えました。それから20分近く待ったでしょうか・・・何の物音もせず、このまま帰ってしまおうかと思い始めた時に、またもや音も無く、先ほどの女性がせいろめしを持って「お待ちどうさま・・」と現れました。
身体がゾクっとした感じがしました。せいろめしは美味しかったのですが、一刻も早く店を出たいと云う思いをしながら、必死で食べた事が有りました。
待っている間はかすかに厨房の音が聞こえました。暫くすると先ほどの女性(明るい所で見るとかなり年配でした・・)が「相盛り」を運んで来てくれました。せいろの上にはかなりの盛りで、そばとうどんが並んでいます。どちらも微妙な味わいですが、強いて言えばうどんに軍配が上がるようです。それにしてもかなりの量で、完食するには大変でしたが、その後の交渉事の心証を良くするため、せいろの上には麺が一本も残らぬように食べました。また、酸味が苦手ですが、小鉢のもやし酢も全部食べました。「ごちそうさま」と声を掛けると、くだんの女性がお茶を置いて食器を下げて行きました。頃合いを見て部屋を出ました。レジから厨房の中が見えますが、かなり年配のご主人が鍋を洗っているのが見えました。会計を済ませ、「あの、ちょっとお話宜しいでしょうか・・?」と声を掛けると、何か売り込みにでも来たかと云うような胡散臭そうな二人の視線が飛んで来ました。昨年の文化祭の経緯や協力して貰ったお礼を述べると、表情が和らぎ、最後は「昨年と同じように無料券を出しますよ」と協力して貰えました。
丁重にお礼を述べ、外に出ましたが、改めてお店を振り返ると、入る前は休業中の店に見えたのが、今は趣のあるお店に見えて来ますから不思議なものです。
取り敢えず無事お役目を果たした安堵で、気分良く帰路に就きました・・・。 konakry
<めん処 ばば>
今回はA地区に在るめん処「B」です。先週行った「K」では昼前に入店し、1時間以上もネバりましたが、客が途切れず、結局お店のご主人に話を聞いて貰えませんでした。その反省を生かし、入店は午後1時半頃にする事にしました。
地図を見ると「B」は表通りからかなり奥に入った所に在るようで、探すのに手間取りそうなので早めに出掛けましたが、園芸センターの脇道を走っていたら、偶然「B」の裏手に出ました。
お店の前に回ってみると、柵に取り付けられた看板は有りますが、どう見ても二階建ての普通の民家です。家の中央にウッドデッキの藤棚が有りますが、かなり荒れた感じですし、家の前の土のままの傾斜地が駐車場のようです。看板の横に青地に白抜きの「うどん そば」と赤地に白抜きの「営業中」の2本の幟旗が無ければ、失礼ながらとてもお店の感じはしません。
勿論駐車場には車は無く、家の中もひっそりとした感じで、営業しているようには見えないので、中に入るのが何となく躊躇われ、今日のパートナーのMさんが現れるまで、ちょっと離れた路上に車を停め、様子をみていました。
所が約束の1時半になってもMさんは現れず、そのまま待ちましたが35分を回ってしまったので、意を決して中に入る事にしました。入口に近づくと、扉の上に小さな札が掛かり「商い中」と書かれていましたが、扉と同じ色なので遠くからは分かりませんでした。扉を開けると暗い玄関で、左手に下足入れが有ります。どうやら靴を脱ぐようです。「こんにちは」と声を掛けると、暫くして「いらっしゃいませ」と声がして、右手から女性が現れましたが、逆光で顔が良く見えません。上がって左手の座敷に案内されましたが、当然客は誰も居ません。20畳ほどの部屋には、四人用の座卓が八つ置かれています。そばとうどんの「相盛り」をオーダーし、窓から見える藤棚を眺めながら、注文した品が出て来るのを待ちました。
その時突然、20年近い昔の、九州柳川での出来事を思い出しました。
仕事で久留米に行った時の事ですが、空き時間に水郷柳川を見物しようと出掛けました。昼食に名物「せいろめし」を食べようと駅前の店に入りましたが、奥の座敷が空いているのにも拘らず相席を勧められ、怒って店を出てしまいました。暫く歩くと料亭街のような、立派な店構えが両側に並んだ通りに出ました。夜の街でしょうから、昼時には人通りは全く有りません。そんな中で一軒だけ「せいろめし有り〼」と看板が出ている店が有ったので、喜んで中に入りました。格子戸を開けると薄暗い店内には誰も居ません。何度か声を掛けても反応が無く、帰ろうとしたら、突然奥から音も無くフワッと現れた感じで、かなり年配の女性が姿を見せました。せいろめしを注文すると「はい・・」と小さな声で答え、奥に消えました。それから20分近く待ったでしょうか・・・何の物音もせず、このまま帰ってしまおうかと思い始めた時に、またもや音も無く、先ほどの女性がせいろめしを持って「お待ちどうさま・・」と現れました。
身体がゾクっとした感じがしました。せいろめしは美味しかったのですが、一刻も早く店を出たいと云う思いをしながら、必死で食べた事が有りました。
待っている間はかすかに厨房の音が聞こえました。暫くすると先ほどの女性(明るい所で見るとかなり年配でした・・)が「相盛り」を運んで来てくれました。せいろの上にはかなりの盛りで、そばとうどんが並んでいます。どちらも微妙な味わいですが、強いて言えばうどんに軍配が上がるようです。それにしてもかなりの量で、完食するには大変でしたが、その後の交渉事の心証を良くするため、せいろの上には麺が一本も残らぬように食べました。また、酸味が苦手ですが、小鉢のもやし酢も全部食べました。「ごちそうさま」と声を掛けると、くだんの女性がお茶を置いて食器を下げて行きました。頃合いを見て部屋を出ました。レジから厨房の中が見えますが、かなり年配のご主人が鍋を洗っているのが見えました。会計を済ませ、「あの、ちょっとお話宜しいでしょうか・・?」と声を掛けると、何か売り込みにでも来たかと云うような胡散臭そうな二人の視線が飛んで来ました。昨年の文化祭の経緯や協力して貰ったお礼を述べると、表情が和らぎ、最後は「昨年と同じように無料券を出しますよ」と協力して貰えました。
丁重にお礼を述べ、外に出ましたが、改めてお店を振り返ると、入る前は休業中の店に見えたのが、今は趣のあるお店に見えて来ますから不思議なものです。
取り敢えず無事お役目を果たした安堵で、気分良く帰路に就きました・・・。 konakry
<めん処 ばば>

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